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コラム

「ブライダル業界編」思い出に残るお客様エピソード

2021.04.03

私は今までに数多くの披露宴のサービス部門を担当してきました。

業界歴9年間、おそらく数百件は担当してきているかと思います。

そんな私の思い出に残る披露宴の話です。

 

その日私が担当をさせて頂く結婚式のご新郎様には妹様がいて、

その妹様は妊娠をされていて出産予定日がなんと結婚式当日だったのです。

 

いつ産まれて来てもおかしくない状況との事で、

ご新郎様は結婚式に出席することができないかもしれないと心配をしていました。

 

そんな中、私が受付付近でお客様の対応をしていると、お腹の大きな女性が来館されたので、

私は直ぐにこの方がご新郎様の妹様だとわかりました。

ご新郎ご新婦様に妹様が来館された事を伝えるとお二人共とても喜ばれていました。

 

しかし、間もなく挙式が始まるという時に事件は起こりました。

なんと、妹様に陣痛が始まり破水してしまったのです。

直ぐに救急車を呼び、妹様を控室に運びました。

妹様は他のスタッフに任せ、私はお二人に事情を説明しにいきました。

お二人は安否がわかるまで挙式を遅らせて欲しいとお願いされました。

幸いその日はその披露宴が最後の披露宴だった為、状況が落ち着くまで挙式を遅らせる事にしました。

 

救急隊が到着し、妹様は無事に救急車で病院まで運ばれて行きました。

ご新郎様はとても心配しておりましたが、救急隊の話を伝えると安心したようで、無事に挙式がスタートしました。

 

挙式も滞りなく終わり、披露宴がスタートしました。

実は披露宴当日はご新婦様の誕生日でご新郎様は披露宴のラストにサプライズで誕生日プレゼントを準備していました。

 

サプライズも無事成功し、エンディングが近づいてきた頃、もう一つのサプライズが待っていたのです。

なんと、先程病院に運ばれたご新郎様の妹様が無事に元気な赤ちゃんを出産したと連絡が入ったのです。

まさか披露宴中に産まれるなんて思ってもみなかったので正直かなり驚きました。

 

ご新郎様のお父様から列席者の皆様に報告がされた時、会場内は拍手に包まれ、主役のお二人も大喜びでした。

ご新郎様は最後の謝辞の際、妹様のお子様が無事に産まれ、自分達の結婚式と同じ日に生を受けた喜び、

そして何より自分の愛するご新婦様と同じ誕生日になった事を

泣きながら話すご新郎様のお姿は今でも忘れられません。

 

私にはもう一つこの披露宴を忘れることができない理由がありました。

実は披露宴当日は、私の誕生日でもあったからです。

 

まさかこんなにも偶然が重なる事があるなんて今でも信じられません。

 

この多くの幸せが生まれた披露宴は一生忘れることのない私の大切な経験になりました。

 

結婚式にはこのようなイレギュラー時にとっさの判断で行動をしなければいけないことも珍しくありません。

 

この披露宴を経験してからは今まで以上に細かい部分まで目を配るよう心がけるようになり、自分を成長させることができたと思っています。

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