施工管理のお仕事とは?おすすめする理由
2021.06.18
施工管理は資格がなくてもできる仕事です。
ただし、将来的に施工管理者として働きたい場合、施工管理の技術を証明できる「施工管理技士」の国家資格を取得するのをおすすめします。
工事現場で実務経験を積むと、施工管理技士の受験資格が得られます。
施工管理の具体的な仕事内容で、特に重要な4つの業務内容を詳しくご紹介します。
・工程管理
工程管理とは、作業の進め方や作業員の人員、必要な重機の手配といった管理のことで、予定の工期を守るための重要な業務です。工程管理が上手くいかないと工期の遅れに繋がるため、工程表通りに作業が進んでいるかチェックすることが必要になります。
・安全管理
安全管理とは、建設作業にあたる作業員の安全を守るために、必要な設備や環境を整える業務です。危険な現場で安全に作業できるよう、手すりや消化設備の設置、使用機材の安全点検など業務内容は多岐に渡ります。
また、危険な場所の看板設置、ヒヤリハットの周知徹底といった事故防止に役立つ環境作りも安全管理の重要な業務です。
・品質管理
品質管理とは、建設で使用する材料の寸法や品質が、設計図書や仕様書にある規格を満たしているかを管理し、経済的に建設するための業務です。品質評価の対象項目を試験し、長期的な高品質を確保するための管理も行います。
また、完成時の建物の強度や密度が規定を満たしているかを管理することも品質管理業務の1つです。
・原価管理
原価管理とは、建設現場における人件費や材料費の原価を計算し、決められた予算内に完成させるための重要な業務です。
予算と進捗状況によって発生する経費を把握・管理することで、予算との差異があるかどうかをチェックします。差異が生じた場合は状況を分析し、計画や工程の改善をして適正な利益を確保することも原価管理の大切な業務です。
以上の4つが主な仕事内容となります。
施工管理の平均年収は、
平均年収は約440万円で、全体の業種の平均よりもやや高めです。300~500万円台の層が最も多く、次に多いのが300万円未満、500~600万円と、年収に幅があります。
施工管理は資格がなくてもできる仕事ゆえに、資格の有無で年収が大きく変わるのです。
施工管理の上位資格である1級施工管理技士を取得していると、600~800万円と平均年収よりもかなり高くなる傾向があります。
施工管理職として年収アップを目指すのであれば、資格の取得は必須といえるでしょう。
施工管理職は建設業の中でスキルが必要、かつ責任の大きい業務であることから、給与が高いという特徴があります。さまざまな管理は簡単な仕事ではありませんが、それ相応の評価があると大きなやりがいに繋がるのです。
また、施工管理において、工期の遵守や事故件数のなど、徹底した管理に対して成果報酬が発生する場合もあります。仕事の成果を強く実感できることで、施工管理の仕事はいかに魅力があるかが分かるでしょう。
向いている人:
施工管理の職に向いている人の特徴は、以下の3つが挙げられます。
・コミュニケーション能力
施工管理職は現場作業にあたる職人や作業員、発注元のクライアントとの打ち合わせなど、コミュニケーション能力が必須です。ベテランの職人に信頼されるためには、自分の意見を言いつつ納得してもらう必要があります。クライアントとの打合せでは、相手の要望を正確に把握しなければならないため、施工管理職は話す力に加えて、聞き取る力も必要です。
・リーダーシップがある
また、施工管理職は現場の指揮を行うため、強いリーダーシップも必要です。トップになる自信がないと、その不安は部下に伝染し、思わぬ事故やトラブルの引き金になる恐れも考えられます。また、計画通りに作業を進める工程管理をするため、計画性があることも求められます。
・危機管理能力がある
危険が潜む建設現場では、事故防止の安全管理が重要です。危険を事前に察知する危機管理能力は、施工管理職になくてはならない素質といえます。
以上となります。
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