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コラム

介護の仕事

2021.08.25

 

 

介護職の仕事内容

『介護』の仕事は、高齢者が安心して生活できるように、介護保険施設や老人ホーム、通所介護事業所などにおいて、

高齢者の身の回りの世話や相談援助等の介護サービスを提供する仕事。

一般的に『介護』の現場で働く人のことを「介護士」や「介護職」と言います。

「介護士」「介護職」は特定の資格ではなく、職種を指します。

「ホームヘルパー」も介護の仕事の1つで、訪問介護で働く介護職・介護士を「ホームヘルパー」と呼びます。

介護士(介護職)の仕事内容は大きく分けて『身体介護』『生活援助』『その他の支援』に分けられます。

 

・身体介護

利用者さんの身体に直接触れて、身の回りのお世話をすることを『身体介護』といいます。

具体的には、お風呂で洗髪や洗身をする「入浴介助」、トイレでの介助やオムツ交換をする「排泄介助」、

ベッドから車いす、車いすからトイレなどへの移動を援助する「移乗介助」、「食事介助」、「更衣介助」などがあります。

 

・生活援助

掃除、洗濯、調理といった、利用者さんの身体には触れないで行う身の回りのお世話を『生活援助』といいます。

 

・その他の支援

リハビリや余暇活動のためのレクリエーションを提供することや、メンタル面のケアを行うのも、介護職の仕事です。

介護保険の適用範囲内で行える支援と利用者さんの完全自己負担となる支援があり、施設によって提供するサービスは異なります。

働く場所・それぞれの働き方

 

お仕事内容の理解が深まったところで、介護のお仕事は働く場所によって様々な働き方があります。

それぞれの違いをお伝えしていきます。

 


 

 

介護士(介護職)の働く場所には、介護施設のほか、利用者さんの自宅や病院・診療所があります。

施設形態・サービス形態によって、利用者さんの介護度やメインになる業務、夜勤など1日のスケジュールが異なってきます。

利用者さんが施設で生活する「入所型」と利用者さんが施設に通ってくる「通所型」があります。

入所型の介護施設には、介護保険施設である特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設のほか、

介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、グループホームなどがあります。

通所型の介護施設には、デイサービス(通所介護)、デイケア(通所リハビリテーション)などがあります。

 

・有料老人ホーム

有料老人ホームで働く介護士の主な仕事内容は、食事介助、身体介護、入浴介助になります。

ほかにも、洗濯や掃除などの生活支援、健康管理や見守り、買い物の代行など、

入居者さん一人ひとりのニーズにきめ細かく応えたサービスの提供を行います。

有料老人ホームに入居している方は、比較的介護度が低いこともあり、レクリエーションにも力を入れている施設が多く、

入居者さんの興味に合わせた企画力とその実行力が求められます。

基本的に日勤・夜勤の2交代シフト制で、あらかじめ組まれた一日のスケジュールに沿って、

食事や入浴、レクリエーションなど、各種介助や生活支援などを提供しています。

 

・グループホーム

グループホームとは、認知症の高齢者が介護士と共同生活を送る住宅型の介護施設のこと。

5~9人を1つのユニットとした少人数制で、入居者さんと職員が共同生活を送りながら、認知症の進行緩和と自立支援をめざします。

グループホームでの介護士の仕事内容は、実は「介護」というよりも、「日常生活のお手伝い」がメインになります。

たとえば、調理や掃除・洗濯などの家事を一緒に行う生活援助や、買い物や通院に付きそう外出援助などがあります。

グループホームでは、入居者さんが自身でできることを尊重し、

どうしてもできない部分を介護士がお手伝いするというスタンスがポイント。

手を出しすぎないように注意をしつつ、認知症の入居者さんが安全に作業ができるよう常に確認し、見守る必要があります。

もちろん介護が必要な方には食事やトイレ、入浴などの介助を行います。

ほかに、レクリエーションや地域交流のイベント企画やその進行を担当するのも、介護士の仕事のひとつです。

 

・デイサービス

デイサービス(通所介護)は、要介護認定を受けた高齢者に、

食事や入浴、機能訓練、レクリエーションなどを提供する日帰りの介護サービスです。

デイサービスで働く介護士の主な仕事内容は、食事介助や排泄介助、入浴介助をはじめ、

口腔ケア、服薬介助、レクリエーションの企画・実行、機能訓練の補助などです。

また、利用者さんの自宅と施設間の送迎も大事な業務のひとつ。

送迎車に同乗し、車への移動介助や乗車サポートをはじめ、専任運転手がいない施設では、送迎車の運転を行う場合もあります。

デイサービスの役割は単なる介護だけでなく、高齢者の孤立を防ぎ、生きがいをつくるという面もあります。

そのため、介護士には、積極的に声かけをしたり、明るく盛り上げたりしながら、

利用者さんが楽しく参加できるような雰囲気づくりも求められます。

デイサービスでは基本的に夜勤はないですが、「お泊まりデイサービス」という宿泊サービスの提供をしている施設では、夜勤も発生します。

 

・訪問介護/ホームヘルパー

決められた時間に利用者さんの自宅を訪問し、あらかじめ作成されたケアプランをもとに、必要な介護サービスを提供します。

原則、ホームヘルパー1人で訪問します。

仕事内容は、大きく分けると「生活援助」「身体介護」「通院介助」の3つです。

 

「生活援助」は、利用者さんや家族で対応することが難しい日常の家事全般のサポートです。

具体的には、料理や洗濯、掃除、日用品の買い物などがあります。

「身体介助」は、食事介助や入院介助、トイレへの誘導、着替えの介助、オムツ交換、体位変換介助などです。

「通院介助」は、自ら車を運転して通院に付き添い、乗・降車の介助、移動サポート、受診手続きなどを行います。

また、利用者さんや家族に生活上のアドバイスや精神面のサポートをすることも求められます。

訪問介護の仕事では、事業所への報告も大事な業務のひとつ。

訪問時の利用者さんの状況や細かな変化などを記録し、気がついたことはケアマネジャーやサービス提供責任者などへ報告を行います。

訪問介護で重要なのは、できることは自分でやってもらい、自立を促すためのサポートをすること。

利用者さん一人ひとりの個性に合わせてサポート方法を変えることも大切です。

介護職をおすすめする理由

★介護の未経験者も大歓迎!

現在、介護業界で働く人のうち、前職が「介護・福祉・医療関係以外の仕事」だった人は、全体の6割以上!

多くの人が未経験から介護士に転職しているんです。

介護業界が慢性的な人手不足であることから、未経験者を受け入れる傾向にありますが、

介護の仕事は、知識や技術はもちろんのこと、介護に対する思いや仕事に対する姿勢といった「心」が重視されます。

 

未経験・無資格であっても『利用者さんの役に立ちたい』という気持ちがしっかりしている人材であれば、

成長が早く現場の即戦力として働けるでしょう。

介護の仕事はAIに代わることが困難な仕事といわれます。どうしても人手が必要です。

そのため、未経験者でも介護の仕事に興味を抱いていれば、介護業界からは大いに歓迎されます。

また、高齢者介護の現場では、自分たちよりも年上の方々が利用者さんです。

介護の仕事は、介護士が利用者さんをサポートすることといわれますが、

実際は人生の先輩でもある利用者の方々から学ばせてもらっていることも多いもの。

利用者さんとのコミュニケーションの中で仕事の意識を高め、人として成長していくことができます。

 

 

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